【ネタバレあり】映画美女と野獣 感想
美女と野獣といえばディズニー映画を思い浮かべる人が多いと思います。私もその一人!
劇団四季のミュージカルも大好きで、強面だけど意地っ張りでおちゃめな野獣と呪いにかけられた家臣たちの魅惑的なキャラクターに惹きつけられる作品です。
そんな物語の実写化と思って映画を見ると…確実にガッカリしますよ!
以下ネタバレです。
レア セドゥ、瀕死のイボンヌ カッターフェルトが大変美しい!!!!
主人公のベルは裕福な貿易商の6人兄弟の末娘。母はベルを産んだ時に亡くなってしまい、父と兄弟たちと暮らしていました。
順風満帆と思えた生活も嵐による貿易船の沈没で破産。田舎暮らしへ。
末娘のベルは田舎の生活に馴染もうと畑仕事や家事に精を出しますが、贅沢な暮らしを懐かしむばかりで何もしない兄弟たちともうまくいっていない様子。
そんな時、街へ行った父が帰り道に迷い込んだのが魔法の城。
町へ行く際にベルの姉たちに頼まれていたドレスや宝石などがありました。それを勝手に持ち帰り城を出るとき、父はベルに頼まれていたバラを思い出し、城のバラを一輪手折ります。
その瞬間、城は不気味に姿を変え、父を襲います。命乞いをする父に1日の猶予を与え、帰って来なければ家族の命はないと脅されるのでした。
そしてその身代わりに城に行くのがベルなのです。
野獣に怯えながらのお城での贅沢な暮らし。ベルは夢の中で野獣の過去を知っていきます。
少しずつ距離を縮めていく二人…??と言いたいところなのですが、ベルと野獣が愛を育んでいく描写が少ないので、最後の愛の告白に説得力がない!!
ベルに野獣の過去を垂れ流ししている、かつての野獣(その時は王子様)と愛し合っていた女性の洗脳なのでは…!?と思ってしまうのは私の心が汚いのでしょうか。
でも結末が王子を助けたベルがお姫様になるのではなく、一般的な家庭を築き、幸せに生活するハッピーエンドには好感が持てました。2人が手がける仕事もストーリーと矛盾なく素敵です。
これって諸悪の根源は一番上の兄なのでは?と思わずにはいられないのですが、ハッピーエンドなのでそのあたりは軽くスルーです。
女の子はみんな裕福なお姫様になりたいわけじゃないんですよ。こんなふうに愛し愛されて満ち足りた家庭を築きたいんですよ、そんな風に思わずにはいられないラストでした。
本当の原作の結末ってどうなのかしら?と気になりますね。